9月27日
「古くからやっているものは時間の試験を受けたのである。どこか信ずるに足る渋味があり、さびがあって、ぎらぎらした服をまとう門番を見るような感じがしない。」(新渡戸稲造『西洋の事情と思想』)
・ベーコンは述べた。「焚くなら古い薪、飲むなら古い葡萄酒、信用するなら古い友達、読むなら古い本」(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』286頁参照)。
・「時間の試験」に合格したものだけが、クラシックないし古典として長く生き続ける。流行は、一世風靡しても廃れる。「流行」とは、流れ行くと書く。
・温故知新(古きを大切にして新しきを知る)
・ぎらぎらした豪華なものに目を奪われるより、渋味、わびさびを知ってこそ、本物がわかる。
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