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2021年2月5日金曜日

新渡戸稲造の至言から(2月5日)良書(good books)

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「本を読むときには、一つの本を繰り返してたびたび読むほうがよい。それには古いものに限る。幾度か危急にさらされ迫害にあったもの、バイブルのように焼かれたり切られたりして生きているような本、つまり永遠の生命を持つ本がよい。」(新渡戸稲造『人生読本』)

 

・読書は力なり。

・教養のある人は、ほとんど皆、読書家です。

 

・長く愛されている古典(クラッシック)には、それなりの理由がある。

 

・新渡戸は大変な読書家だった。乱読したり速読したりした。愛読書の一つがカーライルの『サーター・リザータス』(『衣服哲学』)と聖書だった。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』42頁等を参照)昨日の新渡戸の至言、見えない所に力の根源がある、というのは、カーライルの影響もあるかもしれない。不思議なことに、台湾の李登輝元総統の愛読書の一つが、新渡戸の『武士道』であり、カーライルであった。

 

・インターネットの世界、電子書籍は、焼かれたり破られたりはしないけれど、消されたり削除されたりすることはある。それでも復活し、人々に後世、読み継がれ、語れ継がれるものこそ、「永遠の生命を持つ」ものなのだろう。不死鳥(フェニックス)のごとく。

 

・良い本、良い映画、良い音楽等、何度同じものを読んでも見ても聞いても良い。その都度、違った発見がある。

 

・良き作品、良き芸術、良き人に出会った時、私達は癒され幸せになれる。それが一番の精神への良薬である。

 

・本は現実であり、空想である。だから、どこにでも行けるし、何でも出来る。まるで夢の世界だ。

 

・一人の人生は長くても百年少し。でも、本や映像等、人の残したもの、人の頭の中では、何億光年も旅できる。

 

・わくわくする本は、11頁をめくるのも楽しい。それは、子供の頃のびっくり箱や飛び出す絵本のようなもの。

 

・白い紙に黒い字が書いてあるだけなのに、本は、カラフルな世界を提供してくれる。

 

・文字は、目や口以上に、物を語る。

 

・‛Read the best books first, or may not have a chance to read them at all.’ (Henry David Thoreau)

 

‘Books open your mind, broaden your mind, and strengthen you as nothing else can.’(William Feather)

 

・‛There is more treasure in books than in all the pirate’s loot on Treasure Island.’(Walt Disney)

 

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