新渡戸稲造の至言から（3月12日）

 

3月12日

「イーリーのやり方をみると…スペンサーはこう言うけれども、この事実は大いに間違っているとか…あるいはミルを読んでも、この説はミル自らが晩年に撤回した議論であるとかいうように、それ相応の判断をもって一々批評的に読んでいく。」（新渡戸稲造『帰雁の蘆』）

 

・新渡戸は、米国留学中、イーリー教授から本の読み方、物の見方を教わった。ただそのまま知識を理解するのみならず、そこに書いてあることに疑問を持ちながらより深く考えることである。日本の教育との相違を感じた。後に、新渡戸は、自らの教育方法に、イーリー方式を取り入れた。（藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ　新渡戸稲造の至言』の79頁参照）

 

・物事を考える上で、「レスプリ・クリティック(l’esprit critique)」（批判的精神）は大切。考え方や視野を広げてくれる。

 

・民主主義の基礎は、開放的に議論ができること。

・開放的に議論が出来れば、様々なアイデアが浮かんで、新発見、新技術、新たな解決策等が見つかる。

 

・‛The essence of the independent mind lies not in what it thinks, but in how it thinks. ‘（Christopher Hitchens）

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・‘If there was one life skill everyone on the planet needed, it was the ability to think with critical objectivity ’（Josh Lanyon）

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・‘The purpose of critical thinking is rethinking: that is, reviewing, evaluating, and revising thought. ’（Jon Stratton）

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