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2021年5月11日火曜日

新渡戸稲造の至言から(5月11日)学問(study)

 

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「『多岐亡羊』とは、ややもすれば学者を謗(そし)るのお極まり文句だが、…聡明な叡智な人の頭には、岐路の中に幾多の岐路があっても、必ず亡羊を獲る、少なくも獲るまでは倦(う)まずして追う。」(新渡戸稲造『帰鴈の蘆』)

 

・新渡戸が上記で言う聡明な学者とは、ドイツで出会った経済学者シュモラーだった。新渡戸も諦めない精神、何事にも丁寧に答えることを学び実践した。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言から』142頁参照)

 

・「世人をしてその帰着するところを知らず、多岐亡羊の感を起こさしむるに至れり。」(正岡子規

 

・多岐亡羊に陥るなかれ。冷静に対処せよ。そうすれば、亡羊も見つけることが出来る。

 

・‛By too much arguing, the truth is lost.’

 

・‛Too many selections make the decision difficult.’ (選択肢が多すぎて決断できない)

 

・「一であつて多にゆくものを博学といひ、多であつて多にとどまるものを多学といひます。」(伊藤仁斎 

 

・「仕事と行動は頭脳を強くするが、過度の勉強は頭脳を弱くする。」(ボーン)

 

・‛The authority of those who teach is often an obstacle to those who want to learn. (Marcus Tullius Cicero

 

・‛To acquire knowledge, one must study; but to acquire wisdom, one must observe. (Marilyn vos Savant

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