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2020年9月11日金曜日

新渡戸稲造の至言から(9月11日)

 

911

「吾輩は弁舌なるものの力は舌の先の芸でなく、演者の人格にありと確信していたが、近来のいわゆる雄弁家なるものを見て、ますますこの感を強くした。」(新渡戸稲造『東西相触れて』)

 

・新渡戸の時代は、ヒトラーが登場する前。その時代は人格者の雄弁家が多かったのだろう。新渡戸が演説をたくさん聴いた国際連盟には、そうした人々が多く、新渡戸も感銘を受けたらしい。

 

・新渡戸の「雄弁」、「弁士」の意味は、単に言葉が巧みというものではなく、人を感動させる内容を意味するのだろう。

 

・演説には、演者の雰囲気、人柄が表れる。

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