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2020年9月12日土曜日

新渡戸稲造の至言から(9月12日)

 

912

「民衆がその権力を得んと欲せば、権利を主張せんより自己に対する義務すなわち自己および自己の属する階級の徳育、知育の発展に努むることをもって、その前提とすべきであろう。」(新渡戸稲造『東西相触れて』)

 

・権力者ほど、権利より義務を徹底せよ。公僕、ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)、武士道精神。

 

・国の発展は教育にあり。徳育、知育、体育。徳が最初。

 

・自己犠牲の精神の強い者こそ権力者たれ。そういう権力者のもとの民は幸せである。「徳による統治」

 

・プラトンが説く理想国家は、哲学者が治める善の政治。

 

1 件のコメント:

  1. 正に至言通りで私の知る限りで新渡戸精神に叶う国会議員は数少ない
    今年の2月石破さんが講演に来たとき「今の小選挙区制度が優れたる
    人材の目を摘んでいるのだはないか・・」と質問しました。彼は貴重なご意見と言いましたが・・徳なく知なく暗澹たる国政です。

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岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...