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2020年10月24日土曜日

新渡戸稲造の至言から(10月24日)

 

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「一小紙片でもないほうがよろしい。持つと、それに束縛されていけない。」(新渡戸稲造、『新渡戸博士追憶集』)

 

・上記は、新渡戸が講演をする時の流儀らしい。講演をしに行く道中で弟子に演題を聞き、構成を考える。それほど、新渡戸の知識は豊富だった(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』315頁参照)。

 

・スピーチは音読ではない。

 

・聴衆に語りかける演説は、演者が聴衆を見、聴衆も演者を見る。

 

Music which makes you sleepy is not bad, speech which makes you sleepy is not good.

 

・ジェスチャー、音調、内容、簡潔さ、全ての表現がスピーチの良し悪しを決める。

 

・演説の仕方は、場所、対象、テーマ、人数等によって変わってくる。

 

・束縛されない自由な演説は、自由な気持ちで聞ける。

 

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