10月8日
「何もかも忘れたすえに、しかも自分の言うことは誰からいつ習ったことか分からない、すっかり自分自身のものになりきった、パーソナル・コンヴィクション(個人的確信)になった、それが本当の教育である。」(新渡戸稲造『内観外望』)
・新渡戸は、(西洋等から輸入された)新しい理論を鵜呑みにする拙速な教育に批判的だった。物事をしっかり噛み砕き、自分のものにすることこそ真の教育だと述べている(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』299頁参照)。
・自分の言葉で語れるようになったことが、本当の知識の習得である。
・教育とは、知識や理論をそのまま教えることではなく、よく考え吟味させることである。
・自分の身になった知識や理論をもつことは、自分自身の自信になる。
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