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2020年11月21日土曜日

新渡戸稲造の至言から(11月21日)

 

1121

「何事についても活用と濫用とがあろう。人間は事物の主人であって、どう取り扱うかを決めることができるのだから。」(新渡戸稲造『編集余録』)

 

同じ鉱物資源の貿易も、戦争の要因にも平和のための手段にもなり得る。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』344頁参照)

 

原子力爆弾は非人道的な大量破壊兵器であるが、原子力エネルギーは「平和的」利用目的で、CO2(二酸化炭素)を排出しない「クリーン」なエネルギーと言われた。

 

・包丁で美味しいものを作って人を幸せにできるが、同じ包丁が殺人の凶器ともなる。

 

・治安維持や防御のための銃か、それとも殺人兵器か。

 

・権力を濫用する指導者は独裁者となり人民を苦しめる。権力を人民のために活用する指導者は徳治を行える。

 

・‘Abuse of hospitality breaks the bridge.’

・‘Use, do not abuse; neither abstinence nor excess ever renders man happy.’(Voltaire)

・‘Abuse is the weapon of the vulgar.’(Samuel Griswold Goodrich)

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