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2020年11月7日土曜日

新渡戸稲造の至言から(11月7日)

 

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「僕は自ら通訳と称していて、英語で書物や論文も終始書いているが、遺憾ながら僕の書くものに後世に残るものはあるまいと思っている。」(新渡戸稲造『人生読本』)

 

・新渡戸は生前、上記のようなことを述べているが、新渡戸が英語で記した“Bushido”(『武士道』)は、120年経った今日でも、外国の出版社でも販売され、、Amazon等ネットで世界中で購入でき読むことができる。

 

・新渡戸の本がいまだに読まれているのは、新渡戸が学者としてではなく、人として、人の道を書物に記したからであろう。それは、いつの時代でも、変わらぬ人々の生き様に、心打つ言葉なのであろう。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』330頁参照)

 

・後世に何かを残そうと気負わなくて良い。ただまっすぐに生きて人と真心こめて付き合えば、誰かがあなたの何かを後世に残してくれる。

 

No matter what happens in life, be good to people. Being good to people is a wonderful legacy to leave behind.    Taylor Swift
Resourcehttps://www.wiseoldsayings.com/legacy-quotes/#ixzz6d7U2OJzP

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