このブログを検索

2021年2月1日月曜日

新渡戸稲造の至言から(2月1日)

 21


「札幌農学校が創立されたとき、時の開拓使長官、黒田清隆氏は農学その他の専門の学者を養成する考えはなかった。彼の望みは北海の…新開地に有用なる人材を教育するにあって・・・。」(新渡戸稲造「旧友内村鑑三氏を偲ぶ」)

 

・札幌農学校は現在の北海道大学の前身である。その創立の明治九年、翌明治十年には、多様な人材を輩出している。その中の一人が内村鑑三であり、新渡戸稲造であった。帝国大学とは異なる自由な校風があったと言う。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』38頁参照)

 

・大学の目的は、単に学者を養成するというよりは、社会に有用な人材を輩出することにある。

 

・社会に有用な人材とは、どんな人だろうか。それは、職業で区別されるものではない。職業は、千差万別、多種多様である。

 

・自由な発想が、社会を豊かにのびやかにさせる。

 

・教育において、ただ覚える、ただ暗記するのではなく、さらに考え、議論し、試行錯誤することが重要である。

 

・‛Education is the key that unlocks the golden door to freedom .’ (George Washington Carver)

 

・‛The aim of education is the knowledge, not of facts, but of values.’(William S. Burroughs)

0 件のコメント:

コメントを投稿

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...