このブログを検索

2021年4月16日金曜日

新渡戸稲造の至言から(4月16日)犠牲(sacrifice)

 

416

「真に犠牲を払っているものは、決してこれを犠牲と思わない。むしろ一種の特権で、他の人の得難き愉快な気持ちでいるということである。」(新渡戸稲造『人生読本』)

 

・新渡戸が札幌農学校の教授をしていた時、苦学生の兄弟がいた。貧しい生活をしていたので、新渡戸夫妻が借家にただで住まわせようとしたら、兄弟二人は、困っていない、工夫して楽しく暮らしいると言う。新渡戸は、真の犠牲者は犠牲を犠牲と思っていないことに気づかされる。藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』115頁参照)

 

・犠牲を犠牲と思わないことが真の犠牲?

 

・大変だと大げさに言う人は、たいして問題ではない。本当に大変な人は、それを言えない程である。

 

・人の犠牲になってやっていると思ったり言ってしまったりしたら、もはや奉仕ではなくなってしまう。奉仕は喜んでやるもの。犠牲心より人のために尽している喜びの方が大きい。

 

・‘Great achievement is usually born of great sacrifice, and is never the result of selfishness. ’(Napoleon Hill
Read more at https://www.brainyquote.com/topics/sacrifice-quotes

 

・‘Sometimes when you sacrifice something precious, you're not really losing it. You're just passing it on to someone else. ’(Mitch Albom

Read more: https://www.wisesayings.com/sacrifice-quotes/#ixzz6sCK8R4Ri

0 件のコメント:

コメントを投稿

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...