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2021年4月26日月曜日

新渡戸稲造の至言から(4月26日)

 

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「アイヌ族は、かつてはわが国の広い部分に住む強大な民であった。じっさい、今われわれが“われわれのもの”と呼ぶ国土は、以前は“彼らのもの”であった。」(新渡戸稲造『編集余録』)

・札幌農学校教授時代、新渡戸は、道内を周り、アイヌの実情等を知り、その保護に尽力した。それ故、アイヌ側も新渡戸に信頼を寄せていたようだ。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』の125頁参照)

 

・盛岡市先人記念館を訪ねると、新渡戸稲造の他、米内光政、金田一京助のコーナーが広く設けられている。金田一京助は、言語学者で有名だが、アイヌ語の研究でも特筆すべき業績を残している。新渡戸にしても金田一にしても、明治のエリート達が、日本国内の少数民族を大事にしていたことが分かる。

 

・「カント オロワ ヤク サクノ アランケプ シネプ カ イサム(天から役割なしで降ろされるものは一つもない」(アイヌの諺)とは、すなわち、この世に存在するもの全てに役割があると言う事。一人ひとり、一つひとつが大切な存在。

 

・‘People of different ethnicities are definitely not of differing species. Biologically speaking, people are people.’ (Robert Paul Weston

 

Minority art, vernacular art, is marginal art. Only on the margins does growth occur.‘ (Joanna Russ

 

the aim of a constitutional democracy is to safeguard the rights of the minority and avoid the tyranny of the majority. (Cornel West

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