4月25日
「この小著の直接の端緒は、私の妻が、かくかくの思想もしくは風習が日本にあまねくおこなわれているのは、いかなる理由であるかとしばしば質問したことによる」(新渡戸稲造『武士道』)
・新渡戸は、かつてベルギーの教授から、「日本は宗教教育でなく何で道徳を学ぶのか」と問われて即答できずにいた。また、米国出身のメリー夫人から日本人の習慣等についてよく尋ねられた。それらへの回答として新渡戸が試みたのが「武士道」の解説だった。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』の124頁参照)
・良き質問は良き答えを生む。
・常になぜを忘れずに、思考を停止させない。
・「武士は食わねど高楊枝」・
・武士道精神は、今日の日本人に、どのような形で受け継がれているか。
・「僕が思う日本人の誇りとは、やはり武士道の精神。「惻隠の情」という言葉は、勝負の世界では負けていく者にも礼儀を尽くすことですが、今の世の中で言うなら、他人の立場に立って、ものごとを感じとることや思いやることだと思うんです。これは日本人の根底に自然とあるものなんじゃないでしょうか。海外で仕事をするときには、こういった日本人の美徳を否定してはいけないと思います。海外では誇りを持たない人間は認められないと思うんです」(中井貴一)
・「士族の商法」
・「武士に二言はない」
・「武士の三忘」
・「武士は相身互い」
・「一合取っても武士は武士」
・‘The best fighter is never angry.’ (
There is no greater solitude than that of the samurai unless it is that of the tiger in the jungle... Perhaps...’ (
Bushido as an independent code of ethics may vanish, but its
power will not perish from the earth; its schools of martial prowess or civic
honor may be demolished, but its light and its glory will long survive their
ruins. Like its symbolic flower, after it is blown to the four winds, it will
still bless mankind with the perfume with which it will enrich life.’(
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