6月6日
「ちょっと失礼します。学生が相談に来ているのです…学生の相談にのることは私の第一の義務ですからね。」(『新渡戸博士追憶集』)
・新渡戸が第一高等学校校長時代、校長室で接客をしていた時、学生が相談に来て、新渡戸がその外国人のお客さんに言った言葉が上記だった。学生はもちろん感謝感激し、新渡戸を一層敬った。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』169頁参照)
・新渡戸は学生を甘やかしはしなかったが、真に親身になって学生のために行動した。先生は上、学生は下という見方をせず、地位に関係なく、人を人として大切に扱った。
・教育者は、立派な人材を育成し、より良き社会の実現に貢献することを使命とする。だから、既に育成された人より、これから育っていく人を大切にするのである。
・学生の性分は勉強することだが、その目的はより良き未来を築くことである。だから、勉強した知識を悪いことに使用してはいけない。それ故、倫理教育は、どんな分野でも必要である。すなわち、人格形成のための教育であり、新渡戸はそれを大変重視した。
・「教師が生徒を見捨てたら終わりだ。絶対に見捨てない。見放さない。教師として最低限のルール。給料が低いだとか、激務だとか。言い訳にならない。」
・「知性+個性、それが真の教育のゴールだ。」(キング牧師)
・「教育は未来へのパスポート」(マルコムX)
・「もし花を咲かせることなく、しぼんだり枯れたりする子どもがいれば、それは紛れもなく大人のせいであり、子どもはその被害者だ」(水谷修「夜回り先生」)
・‘Education is not the filling of a pot but the lighting of a
fire.’ (W.B. Yeats)
・‛A teacher is
one who makes himself progressively unnecessary.’ (Thomas Carruthers)
・‘I never teach
my pupils; I only attempt to provide the conditions in which they can learn.’ (Albert Einstein)
・‘I cannot
teach anybody anything, I can only make them think.’ (Socrates)
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