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2021年6月5日土曜日

新渡戸稲造の至言から(6月5日)恩(favour)

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「己はこれほど尽くしおるに先方はそれを思わずとうらむは人の癖で、これは親子、兄弟、夫婦の間にもあることである。…人を愛して愛の反響無きは、己の愛の足らぬ証拠と知るべし。」(新渡戸稲造『一日一言』)

 

・自分がやったことは覚えていても、相手にやってもらったことは案外覚えていない。だから、お互い不快に思う。逆に、相手にやってもらったことを思い出し、自分がやったことを忘れてしまえば、感謝の念が起こる。

 

・愛は無限。与えても与えても与えすぎることはない。ただ、それが通じないこともあれば、通じない人もいる。

 

・愛と一言にいっても、その表現の仕方は様々である。自分は愛情をもって接したとしても、そう受け取られないこともある。

 

・相思相愛は自然に生まれるもの。「気が合う」って、そういうこと。

 

・‛Friends don't count the cost of favors.‘ (Laurell K. Hamilton

 

・‘A favor is never so long-lived as a grudge.’ (Lucy Maud Montgomery

 

・‛Gratitude is merely the secret hope of further favors.‘(Francois de la Rochefoucauld


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