このブログを検索

2021年7月24日土曜日

新渡戸稲造の至言から(7月24日)正直(honesty)

 

724

「日本人が平気で嘘をいうことは、今も昔も少しも変わらない。…外国では嘘ということが非常にやかましい。…米国人は嘘を言うと言われるのを非常に嫌う。」(新渡戸稲造『世渡りの道』)

 

・曖昧な返答が許され、建前と本音のある日本社会。多様な民族と民主主義を掲げて、言語や議論を重視する米国社会。嘘が許されない米国社会で思い出すのが、女性スキャンダルが発覚した時のクリントン大統領への評価。やった事よりも、それを素直に認めて謝罪した大統領の正直さに、国民は好感をもった。

 

藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』219頁には、日本人が米国人に「嘘でしょう?」と言ったことがきっかけで絶交になってしまった話が記載されている。それだけ米国人は嘘と言われることに敏感らしい。

 

・日本でも、「正直は最良の策」とか、安倍能成先生の「正直第一」という言葉がある。

・正直でなければ、信用、信頼は得られない。

 

・嘘は嘘を呼び、いつか化けの皮が剥がれる。

・嘘が積み重なると、矛盾点が多くなる。

 

・心が正直で、頭が論理的なら、相手の嘘を容易に見抜くことができるようになる。

 

‛Honesty is the first chapter of the book of wisdom.’Thomas Jefferson

‘Honesty is always the best policy.’ (George Washington)

 

The first thing it to be honest with yourself.’ (Nelson Mandela)

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...