8月26日
「男子が自分の細君をめとる場合には、細君とすべき人を選ぶことを第一義として、それ以外のことは付けたりであると思わねばならぬ。」(新渡戸稲造『一人の女』)
・夫君を選ぶ時、かつては「3高」(高学歴、高収入、背が高い)が人気があると言われた。しかし、新渡戸は、「家柄、教育、持参金」で選ぶことをよしとせず、あくまで人格が大切であることを説いた(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』253頁参照)。
・「美人でたちが悪いのと、不細工でも人柄がいいのと、どちらを選ぶ?」と男性に聞くと、結構、迷うらしい。よく考えた男性は後者と答える。なぜなら、性格が悪いのはなかなか直らないが、ブスでも笑顔は可愛いしお化粧で何とでもなる。
・人柄を判断するのは難しい。結局は、その人となら人生の荒波を一緒に乗り越えられそうとか、その人のためなら命を懸けられるとか、その人と人生の最期を送れたらとか、色々な考え方があるだろう。価値観、倫理観が共通することは必要かもしれない。
・人生に前向きな人、働き者の人、人から施されるより人に施すことが好きな人等、人を見る目は色々ある。
・「お金は稼ぐより、お金をどう使うかの方が難しい。」と言っていた今は亡きかつての上司を思い出す。億万長者は世界に沢山いるが、本当に尊敬される人とはどういう人か。
・Money can buy a big house, but not a warm family.
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