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2020年8月23日日曜日

新渡戸稲造の至言から(8月23日)

 823

「人は常に好意をもっていると信じて、露ほども疑うようなことなく、誠をもって人に接したならば、人もまた誠を現わすものであります。もし中傷的のことを耳にしても、いよいよそれの判然(と)するまでは、いつまでも善意に解することが必要であります。」(新渡戸稲造『婦人に勧めて』)

・相手を思って行動しても、なかなか理解されず、感謝されないどころか罵倒されてしまうこともある。それでも、誠実に善行を積んでいけば、相手から直接でなくても、まわりまわって自分に善いことがかえってくる。これがご縁(円、〇)というものか。

・人の噂に惑わされず、相手を信じて誠実に付き合う。そうすれば、相手の本音もわかってくる。

・李登輝元台湾総統は、生涯、特に2冊の本を大事にされた。1冊が新渡戸稲造の『武士道』、もう1冊がカーレイルの『衣装哲学』。その李登輝総統の座右の銘は「誠実自然」。

・英語で、善行は、a good conduct、善行を積むは、do a good deed

一日一善は、one good deed a day、慈善行為は、an act of mercy (charity)



1 件のコメント:

  1. コミンテルンに牛耳られていた太平洋問題調査会では、結局、新渡戸は手玉に取られた。残念ながら新渡戸が思うほど、人間は善意ではない。
    いや、悪意を善意と思い込むものだ。下心のある誠もある。

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岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...