Not everything that counts can be counted, and not everything that can be counted counts.
大事なすべてのことが数値化できるわけではないし、数値化できるすべての事が大事なわけではない
Albert Einstein
*補足
not+全部を表す言葉で部分否定となります
countという動詞は、他動詞の「-を数え上げる」と自動詞の「大切である」という意味で使われています。
そのほかに「(count on-で)-を頼る、当てにする」などもあります。
数値化とは、今流行りのデジタル化のことだろう。アナログの量に段階をつけて大きさの順に数字をつけることである。
返信削除しかし数字のついているものには「名義尺度」「順序尺度」「間隔尺度」「比例尺度」の別がある。これを同一には比較できない。
定性的なものには「名義尺度」「順序尺度」に類するものが多いが、近年、これらの相互の関係を距離として「間隔尺度」化、「比例尺度」化する手法も開発されているようである。
更に、数値化の難しいものに対して、これを分析分類する深層機械学習が出現した。因果関係のあやふやな分野まで数値化せずに区別できる時代となった。
ここに大事なことをすべて数値化する必要すらなくなってきた事実がある。
数値化できれば、物事をコントロールし易いが、それは一つの手段に過ぎなくなったわけでだ。
しかし数値化が有力なツールであることに間違いはない。
数値化できるものを、悉皆に収集し、分析しようとするのがビックデータだ。数値には偏差の大きなものもある。世の中の殆どは3σに収まっている。それ以外の数値は、大抵、無視できるものではある。
しかし、本当に大事でないと断言できるだろうか。
最近、ロングテールに着目しようとする分野が出現した。ここに商機を見つけるビジネスモデルも出現した。また、些細な誤差が大きく作用するバタフライ効果も注目されている。特に複雑系にはシナジー効果があり、大事でなさそうなものが相互作用する場合もある。
要するに世の中は複雑なのだ。