このブログを検索

2020年9月22日火曜日

新渡戸井稲造の至言から(9月22日)

 

922

「社会的腐敗のさ中、利休は自然に帰れ、表裏のない自然に、平和な自然に、美しい自然に帰れと国民に訴えた。彼の模範的な茶室がなんの装飾もない草庵に過ぎなかったのも、このためであった。」(新渡戸稲造『日本人の特質と外来の影響』)

 

Simple is best.

 

・「誠實自然」(李登輝総統の座右の銘)

 

・新渡戸稲造(Nitobe Inazo)の『武士道(Bushido)(原文英語)の「礼儀」(Politeness)の章には、茶道や日本の質素な部屋等について書かれている。

 

・西洋の煌びやかな装飾を施したお城に比べ、日本の宮殿(皇居、御所)は質素で殺風景である。

 

・日本の文化は、「空」や「間」を大切にする。そこには風が通り、気が入り、光が通る。

 

・自然を克服する(conquer)のではなく、自然と共存しようとする日本人。

 

・自然とは、自分、然り と書く。繕うことなく、ありのままのこと。

 

・日本人の信仰は、自然に神あり。

 

・自然への畏敬の念。自然を大切にする心。

0 件のコメント:

コメントを投稿

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...