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2020年10月22日木曜日

新渡戸稲造の至言から(10月22日)

 

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「より大きな贈り物や一般的な恵みに対して感謝を覚えることは、そんなにたやすくなない――法と秩序、良い天候、豊かな収穫、世界平和と国際礼譲とかに対して。」(新渡戸稲造、『編集余録』)

 

・新渡戸が上記の言葉を述べた背景には、世界で平和が危ぶまれ、日本では治安が悪化したことがあった(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』313頁参照)。1929年の世界恐慌、そして1930年代のヒトラー政権の誕生や日本での軍部台頭等、暗雲が立ち込めていたのだろう。

 

・平和や当たり前の生活は、空気のようなもの。なくなった時、その大切さに気付く。

 

・無事に感謝。

 

・個人的幸福より、皆の幸福に感謝。すると自分もより幸福になれる。

 

・命の源、五穀豊穣に感謝。

 

・当たり前のことを当たり前に出来る毎日に感謝。

 

・社会の安定と国際平和、そして自然の恵みに有難う。

 

・本当に感謝すべき対象は、意外と見えないものが多い。つかめないものが多い。でも、感じることができるもの。

 

・「有難う」は口に出して言うもの。深い感謝は心の底で祈るもの。

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