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2020年12月8日火曜日

新渡戸稲造の至言から(12月8日)

 

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「私はいつでも、最も雄弁な大人の集まりよりも、片言しか言わぬ赤ん坊たちと付き合いたいと思っている。」(新渡戸稲造『編集余録』)

 

・新渡戸は大の子供好きだった。子供を見ると、すぐなでたくなったそうだ。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』363頁参照)おそらく、上記の言葉は、新渡戸が、雄弁家(政治家)達よりも、心の純粋な子供たちをより大切に思っていたことから発せられたものだろう。名誉や地位よりも、一人ひとりの人間を大切にした新渡戸らしいものである。

 

・雄弁よりも沈黙の方が力を持つことがある。

 

・たくさんの事を聞いてもすぐ忘れるが、決して忘れられない一言がある。

 

・赤ん坊の笑顔ほど人を幸せにするものはない。

 

・「雄弁家の三つの大切な心得は、救えること、喜ばせること、動かすことなり。」(マルクス・トゥリウス・キケロ)

 

・「物事を成し遂げる雄弁が最上の雄弁で、物事を遅らせる雄弁が最悪の雄弁である。」(デヴィッド・ロイド・ジョージ)

・「言葉は空虚なもので、事実は常に言葉よりも雄弁である。」(三木清)

 

・‘In the garden of humanity every baby is a fresh new flower.’(Debasish Mridha)

 

・‘The baby is God’s opinion that life should go on.’ (Carl Sandburg)

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