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2021年1月12日火曜日

新渡戸稲造の至言から(1月12日)

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「武士が感情を面に現わすは男らしくないと考えられた。“喜怒色に現わさず”とは、偉大な人物を評する場合に用いらるる句であった。」(新渡戸稲造『武士道』)

 

・幼少期の新渡戸は、喧嘩っ早く短気で暴れん坊だったようである。札幌農学校時代、それではいけないと悟り、以後、感情を自制できるようになったそうだ。藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』17頁参照)

・感情を表(面)に現わさない武士の教えは、皇室の帝王学とも共通する。

・「喜怒色に表さず」は、福沢諭吉の座右の銘でもあった。(福沢諭吉『福翁自伝』参照)

・問題にぶつかったり、嫌なことがあって落ち込んだりした時こそ、感情的にならず、冷静に原因を分析することが大切。

・‛The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart.‘     Helen Keller


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・‛I don't want to be at the mercy of my emotions. I want to use them, to enjoy them, and to dominate them.    Oscar Wilde


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