1月13日
「なにか外国の珍品がわれわれの町に紛れこんで来れば、最初に私の家に持ち込まれたものである。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)
・新渡戸の父が江戸の留守居役をしていて、オルゴールやナイフ、フォーク等を持ち帰った。また、新渡戸家のかかりつけ医は、新渡戸にアルファベットを教えてくれた。新渡戸は、それらの経験から、東京、そして海外への憧れを抱くようになる。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』18頁参照)
・幼き頃の些細な経験が、その人の人生に大きな影響を与えることがある。
・珍品から出た大きな夢の実現。
・可愛い子には旅をさせよ。
・人が物を作るが、作らrた物が人を動かし、新たな人間関係を生む。
・外国の物を、異質で変な物と見るか、珍しく貴重な物と見るか、それは、人それぞれに依るし、その対象物にも寄る。
・外国の物が入り始めた明治の時代、その一つひとつが珍しく、外国製品がある家等、特別な所だっただろう。
・初めてオルゴールを手にした時の感動、感覚は素敵なものだった。単なる箱だが、開けると、物が出てくるのではなく、音楽が流れてくる。視覚、触覚で準備していると、聴覚に働きかける。それも心地よく…。
・‛All things excellent are as difficult as they are rare.’
(Spinoza)
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