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2021年1月27日水曜日

新渡戸稲造の至言から(1月27日) 猜疑心(suspicion)

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「猜疑心に対して自己がその被害者となった時は弁護するの必要もなく、見る人の心々に任せ置き、もし猜疑心が自分に起こった時は、猜疑に必要なる思索心の方向を転じ、動機を改める努力を涵養して人生に接したい。」(新渡戸稲造『人生読本』)

 

・いい人過ぎる、だから偉人になれる。

 

藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』32頁で紹介された「皮の手袋事件」に関しては、藤井茂著『続 新渡戸稲造75話』2224頁に詳しい。新渡戸は若干11歳くらいで、養父母に疑われ叩かれても、一切弁明をせず、自分への信頼がないのは、日ごろの自分の行動がいけないのかもしれないと反省している。普通にできることではない。

 

・自分に厳しく、人には甘く、そんな仏のような人が偉人になれる。

 

・猜疑心はストレスのもと。

・現実を踏まえた楽観主義者になろう。

 

・‛It is more disgraceful to suspect our friends than to be deceived by them.’ (French Proverb)

 

・‛Consider the facts seven times before you suspect someone.’ (Japanese Proverb) 「七度探して人を疑え」

 

・‛Lock your door rather than suspect your neighbor.’ (Lebanese Proverb)

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