1月5日
「私が五歳になった時…武士の一員になる儀式がおこなわれた。末息子は初めて袴で盛装させられ、刀が初めて授けられた。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)
・上記は、袴着の儀と着剣の儀の時の思い出である。稲造にとって、特に着剣は緊張と覚悟を伴った思い出であったようだ。明治で刀を帯びなくても良くなると、精神的緊張が希薄になったと新渡戸は記しているそうだ。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』10頁参照)
・七五三のお祝いで、五歳で男の子がお祝いするのは、武士の儀式に基づいたものか。形式の継承とともに、精神性(武士道)も継承されているだろうか。
・あるフランス人が、日本の刀剣を入手し飾っていたが、日本語を学ぶことを決意した。それは、刀剣を見ていて、そこに宿る精神性を知りたくなったからだと言う。
・Nitobe Inazoの“Bushido”にも記述があったと思うが、勝海舟は、刀剣を帯びてはいたが、抜けないようにしていたという。刀剣は、人を切るためというより、自分を律するもの?
・「えせ侍の刀弄り(いじり)」
・「快刀乱麻を断つ」
・「剣術10年、槍3年」
・‛remember, boy, that a
kind act can sometimes be as powerful as a sword.‘ (“The Battle of the Labyrinth”)
・‛The
pen is mightier than the sword.’
0 件のコメント:
コメントを投稿