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2021年1月9日土曜日

新渡戸稲造の至言から(1月9日)

 1月9日


「大にもあれ小にもあれ、いやしくも事をなさんとすれば、どこからか反対を受けるは必然なり。あるいは馬鹿とののしられ、あるいは狂人と呼ばれ、あるいは悪人と恐れられ、あるいは偽善者とののしられる。これが試験で、及落を定めるものは忍耐である。」(新渡戸稲造『一日一言』)

 

・上記は、新渡戸自身のことの他、新渡戸の曽祖父、祖父、父が盛岡藩にうとまれたことも念頭に述べたものである。藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』14頁参照)馬鹿、狂人、悪人、偽善者、何と言われようと、忍耐で乗り切り、事を為せとの新渡戸の教訓。

 

・石の上にも三年

・韓心の股くぐり

・堪忍は一生の宝

・堪忍五両思案十両

・堪忍袋の緒が切れる

・仏の顔も三度まで

・辛抱する木に金がなる

・ならぬ堪忍するが堪忍

・鳴くまで待とう時鳥

・短気は損気

・‛Bear and forbear’

‛By diligence and patience, the mouse bit in tow the cable.’(Benjamin Franklin)

‘Everything comes to those who wait.’(余り物には福がある)

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