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2021年3月16日火曜日

新渡戸稲造の至言から(3月16日)

 

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「書物を読むに当たって、…分かっても分からなくても宜しいからして、大きな声で読むのも一つの方法である。…ある文章を暗記して、それをたびたび繰り返すのもたしかに有益である。」(新渡戸稲造『読書と人生』)

 

・新渡戸は、日本語でも外国語でもよく音読をした。外国語を覚えるには、詩を音読したそうだ。ドイツ語の先生には驚かれたそうだ。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』の83頁参照)

 

・「門前の小僧、習わぬ経を読む」

 

・分からなくても音読しているうち、そして歌っているうち、意味が分かってくる。または、後に分かる時が来る。

 

・子供の時に覚えた歌や、青年時代に暗記したしたものは、一生、忘れない。

 

・声に出すことで、自分よがりにならずに済む。

 

・耳で聞いたことよりも、目で見たことの方が忘れないらしい。さらに、自分で話したことは、もっと理解が進むらしい。

 

・赤ちゃんが生まれた時は殆ど言葉を知らない。でも、生活するうちに、たくさんの言葉を覚えて行く。すなわち、人は自然に暗記しているのである。

 

・きれいな言葉を聞くと心地よい。きれいな言葉を話すと気持ち良い。

 

・音読して口を動かすことで、脳も活性化される。

 

・‛In antiquity and the Middle Ages reading was necessarily reading aloud.' (Marshall McLuhan)



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