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2021年3月25日木曜日

新渡戸稲造の至言から(3月25日)

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「もし死後十年自分の著述を読む人があったなら、その読者に土の下から深い感謝を述べたい。おそらく死後三年を長らえる著述は、自分にはあるまいと日ごろ思っている。これは自身は真の学徒ならざる故である。」(新渡戸稲造『偉人群像』)

 

・死後88年経っても、私達は新渡戸稲造の著述を読んでいる。土の下から新渡戸は驚いていることだろう。

 

藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』92頁によると、新渡戸がお手本にしたのは、ドイツ、ベルリン大学のシュモラー教授だった。経済学の大家であるのみならず、その人間性に、新渡戸は心を打たれた。

 

・古典には、古典になり得る存在価値がある。

 

・人間は死後の世界は分からない。ただ、一生懸命、人に尽くした人は、有名無名を問わず、誰かしらの心に残って、生き続ける。

 

・「ペンは剣よりも強し」とは、その時の影響力よりも、より長い将来にわたる影響力を言うのかもしれない。

 

・‘We write to taste life twice, in the moment and in retrospect.Anaïs Nin

 

Either write something worth reading or do something worth writing.Benjamin Franklin

 

・‛No tears in the writer, no tears in the reader. No surprise in the writer, no surprise in the reader. (Robert Frost

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