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2021年3月26日金曜日

新渡戸稲造の至言から(3月26日)

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「金でする慈善はまだ本当の慈善じゃない。聖人が世を憐れむに銭を出した例があろうか。西洋でも東洋でも、名僧知識はかえって他人から銭をもらいながら、なお世を助ける。同情とか親切というはその心がけと、それがため心身の勤労を厭わんことだ。」(新渡戸稲造『帰雁の蘆』)

 

藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』93頁には、新渡戸が米独留学中に受けた親切や援助についての逸話が書かれている。それらの経験もあり、新渡戸は、後、人々に親切に接している。

 

・金の切れ目は縁の切れ目。だから金で買った心はなくなることも。心で繋がった心は、ともすれば永遠に残る。

 

・お金の寄付も良いが、それ以外でも人を癒したり助けたりできることはある。

 

・お金を貰ってやるのは労働、慈善事業はボランティア。

 

・親切が自然にできるようになると良い。

 

・お金をもらわないと出来ない親切は、お金を入れると動くロボットや自販機みたい。

 

・対価を求め始めたら、もはや真の慈善ではない。

 

・‘Do things for people not because of who they are or what they do in return, but because of who you are. ’( Harold S. Kushner

 

・‛Carry out a random act of kindness, with no expectation of reward, safe in the knowledge that one day someone might do the same for you.‘ (Princess Diana

Love and kindness are never wasted. They always make a difference. They bless the one who receives them, and they bless you, the giver.’( Barbara De Angelis

 

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