3月27日
「アダム以来今日まで何千年を経たか知らんが、同欲相趨(よくをおなじくしてあいおもむき)、同憂相収(うれいをおなじくしてあいおさむ)の感起こり、新しきを温(たず)ねて故(ふる)きを知った。」(新渡戸稲造『帰雁の蘆』)
・新渡戸は、ローマ滞在中、農業の研究調査で新物を試して体調不良となった。その時に禁断の実を食べて楽園を追放されたアダムの事を思い起こした。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』94頁参照)
・温故知新もあれば、温新知故もある。いずれにしても過去、現在、未来、類似点、比喩等、時間・空間を問わず、学ぶことがある。
・歴史は繰り返す。だから賢者は歴史から学ぶ。
・繰り返されるのは自然の摂理か、それとも変わらぬ人間か。
・欲望も、憂いも、争いも、親切も、いつの時代にも、どこにもある。
・‛If you want something new, you have to stop doing something
old.’(Peter Drucker)
・‛Mixing one’s wines may be a mistake, but old and new wisdom
mix admirably.’ (Bertolt Brecht)
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