5月25日
「外国にあるときは、もっとも目立たぬ人でさえも、自分の国の見本であり代表である。その人がどんな振る舞いをするかで、母国の声価がいくぶんか決まるのである。」(新渡戸稲造『編集余録』)
・好むと好まざるに関わらず、日本人一人ひとりが日本を背負っている。だから、自分を良くするくらい、日本を良くしようと心がける。
・新渡戸が国際連盟事務次長をしている時、日本人が国際連盟の職員として赴任して来て、新渡戸に勤務の仕方を尋ねた。新渡戸曰く、「ここでは、勤務をするのではなく、日本と日本人を見せるのである。」と。(藤井茂(財)新渡戸基金理事長講話、2020年2月12日参照)
・「愛国心」のない人はいない。それは、「愛国心」が個人のアイデンティティに結び付いているからだ。意識していなくても、潜在的に「愛国心」は存在する。誰だって自分が褒められれば嬉しいし、貶(けな)されれば嬉しくない。
・自国を愛せる人は、他国を愛し、他国に敬意を表することも出来る。
・グローバル化で国際交流が進めば進むほど、国家が意識される場合がある。そうでなくても、個人重視ということは、その人のアイデンティティが大切になってくるから。「ふるさと」や自分史が、個人を形成する。
・スポーツの世界に国境はない。でも、世界大会や外国の試合で、日本人が活躍すると、日本のメディは取り上げる。米国のメジャー・リーグや欧州のサッカー・チームでも。「地球人(コスモポリタン)」とか言いながら、やっぱり皆、自分の国が好き。自国民が活躍すると嬉しい。
・「太平の世における愛国心は、庭前を掃除し、家業に勉励し、世務に努力するよりほかに道はない。」(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)
・「私の愛国心は、私にとっては、永遠の自由と永遠の平和との地に向かう旅の途上にある、一つの道程にすぎない。」(マハトマ・ガンジー)
・‛Real patriotism is a willingness to challenge
the government when it's wrong.‘ ( Ron Paul)
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・‘The love of one's country is a splendid thing.
But why should love stop at the border ’(Pablo Casals)
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