5月8日
「書物を読むにつけても親切な指導者があるにしくはないことは言わずものかな。…暇だから出来るというだけでは親切の解釈は尽くせない、親切な心掛けがあればこそ忙しい身でも暇ができる。」(新渡戸稲造『帰雁の蘆』)
・「忙しい」とは、心が亡くなると書く。忙しくしずぎないように、余裕、ゆとりを持ってこそ、人にも親切に出来る。
・忙しすぎるとイライラして人にあたり易くなる。すると本当に心が亡くなってしまう。
・食事もできないほど忙しいとお腹が空いて怒り易くなる。A hungry person is an angry person.
・上記の言葉は、新渡戸が米国の小さな図書館で見た光景から感じたものらしい。忙しいか否かを問わず、図書館の人が老女や子供たち、それぞれに丁寧に相手の希望を聞いて本を探してくる、そんな情景である。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言から』139頁参照)とても微笑ましい光景だが、現在のインターネット社会では、こういう社会のコミュニケーションがだんだん失われてしまっている気がする。
・‘Kind words
do not cost much. Yet they accomplish much.’(Blaise Pascal)
・‛Kindness begets kindness.‘ (Sophocles)
・「ちょっとした心掛け一つで、この世全体が少しでも幸福になる。一人ぼっちの人や意気消沈している人を見かけたら、その場で二言三言やさしい言葉をかけてあげよう。たぶん明日になれば、そんな親切をしたことは忘れてしまうだろう。だが親切にされた者は、あなたの言葉を一生胸に抱き続けるだろう。」 (デール・カーネギー)
・「どんな裕福な者でも、何らかの点で人の助けが必要であり、どんな貧しい者でも、何らかの点で同胞の役に立とう。他人から信頼されて助けを求められ、それを親切心で引き受けるのは、人間の本性上欠かせない行為である。」(教皇レオ十三世)
・「もし一日だけ親切にし、思いやりを示すことができれば、もう一日続けることができる。これには一銭もかからない。今日から始めよう。」(デール・カーネギー)
・‛Be kind whenever possible. It is always
possible.‘ (The 14th Dalai Lama)
・‛A
part of kindness consists in loving people more than they deserve.‘ (Joseph
Joubert)
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