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2021年6月4日金曜日

新渡戸稲造の至言から(6月4日)

 

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「ちょっと聞いて自分の心にはなはだ嫌に思う説でも、一応は聞くだけの度量を養うことをつとめたい。さらに…自分の嫌いと思う人の説なり行動なりを、冷静に客観的に考える心を養いたい。」(新渡戸稲造『自警』)

 

・新渡戸は第一高等学校(一高)校長時代、卒業生や現役生から公の場で痛烈な批判を受けた。しかし激怒することなく、彼らの率直な言動を褒め、一方で自説を淡々と述べた。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』167頁参照)このような新渡戸の態度は、少なからず人々の心を動かし、校長退任の際には惜しまれたと言う。

 

・自分に批判的な人達に対しては、より丁寧に応対してみよう。誰も褒められて怒る人はいない。

 

・怒らせようとしている人に引っかからないようにしよう。冷静に落ち着いて、そして笑ってしまえ。

 

・「感謝、感謝。」この言葉は魔法の言葉。「感謝、感謝」と唱えると、意外とどんなことにも怒らなくなる。

・「海闊天空」

・「闊達自在」

・「寛仁大度」

・「気宇壮大」

 

・英国の紳士は、反論をする時に、まず、「I see your point(あなたのいう事はわかる)、but(しかし)…」と始めるという。まず相手を受け入れてから、堂々と自分の意見を言う。

 

・「清濁併せのむ」度量の広さ

 

・‛Good words are worth much and cost little.’(George Herbert

 

・‘Nice words are free, so choose ones that please another's ears.‛(Vietnamese proverb

 

・‛Accept the challenges so that you can feel the exhilaration of victory.‘ (George S. Patton

 

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