このブログを検索

2021年7月12日月曜日

新渡戸稲造の至言から(7月12日)

 

712

「礼の最高の形態は、ほとんど愛に接近する。吾人は敬虔なる心をもって、『礼は寛容にして慈悲あり、礼は妬(ねた)まず、礼は誇らず、驕らず、非礼を行わず、己の利を求めず、憤らず、人の悪を思わず』と言い得るであろう。」(新渡戸稲造『武士道』)


・「礼儀は仁愛と謙遜の心から発して」いる。そう新渡戸は感じ、それを「茶の湯」にも見ていた。人間関係における礼節も重んじた。(藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』207頁参照)

 

・「起立、礼、着席」と何度となく挨拶として行ってきた「礼」であるが、その意味は深かったのである。

 

・相手を思いやる心が形になって現われる、それが「礼」ではないか。

 

・「衣食足りて礼節を知る」

 

・親切心、丁寧さ、清潔感、同情、感謝などが、「礼」を構成する要素ではないか。


・「礼儀ほど美しいものはない。」(渋沢栄一)

 

・‛To be humble to superiors is duty, to equals courtesy, to inferiors nobleness.‘( Benjamin Franklin

 

・‛life is a gift, and i try to respond with grace and courtesy‘ (Maya Angelou

0 件のコメント:

コメントを投稿

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...