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2021年1月7日木曜日

新渡戸稲造の至言から(1月7日)

 17


「次兄は私より三歳年長で蒲柳(ほりゅう)の質であった。それに引きかえ私は頑丈で元気いっぱい、いつも動きまわっていた。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)

 

・新渡戸は、兄と喧嘩をしながらも、身体の弱かった兄思いであった。病気がちの兄の回復のために、願掛けをしたこともあった。兄は25歳の若さで亡くなる。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』12頁参照)

 

・健康第一

 

・丈夫な人ほど、病弱な人をいたわり、心を寄せることが大切。

 

・健康に生み育ててくれたことに感謝。

 

・蒲柳の質の人には、元気な人より、頭脳明晰で、より人の事がわかる者もいる。

 

・神様はより美しい人を選んで天に召される場合がある。

 

・‛A man too busy to take care of his health is like a mechanic too busy to take care of his tools.(Spanish Proverb)

 

・‛All the money in the world can’t buy you back good health.(リーバ・マッキンタイア)

 

 From the bitterness of disease man learns the sweetness of health.‘ (Spanish Proverb

・‛Calm mind brings inner strength and self-confidence, so that’s very important for good health.‘(ダライ・ラマ法王

・‛Early to bed and early to rise, makes a man healthy, wealthy and wise.‘(Benjamin Franklin

 

・‛Health is a state of complete physical, mental and social well-being, and not merely the absence of disease or infirmity.‘ (WHO Charter)

2021年1月6日水曜日

新渡戸稲造の至言から(1月6日)

 16


「「五、六歳の頃であったと思う。あるとき僕が兄の頭をなぐったことがある。母はそれを見て非常に怒って“頭脳は人間の体の中、一番大切なところである。この母さえ、いかなる場合にもお前たちの頭脳に手を触れたことがない…”と言って、大いに叱責されたことがある。」(新渡戸稲造『修養』)

 

・新渡戸は人間の出来た教育者、穏やかな人柄と思っていたが、幼少期、青年期は、短期で気性も荒かったようだ。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』11頁参照)人間は変わることが出来る、それを実践して見せてくれたのが新渡戸稲造だった。

 

・「人は変われる、そう思った時、人は変われる。」

 

・‛It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.‘ (Charles Darwin)

 

「下手なへつらいは、根拠のない叱責よりも屈辱を与える。」(エッシェンバッハ)


・「父親の叱責は快く飲む薬と同じだ。効き目があるから苦さを忘れる。」(デモフィロス)

 

・「賞賛さrた時ではなく、叱責された時に謙虚さを忘れない者こそ真に謙譲な人である。」(ジャン・パウル)

 

2021年1月5日火曜日

新渡戸稲造の至言から(1月5日)

 

15


「私が五歳になった時…武士の一員になる儀式がおこなわれた。末息子は初めて袴で盛装させられ、刀が初めて授けられた。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)

 

上記は、袴着の儀と着剣の儀の時の思い出である。稲造にとって、特に着剣は緊張と覚悟を伴った思い出であったようだ。明治で刀を帯びなくても良くなると、精神的緊張が希薄になったと新渡戸は記しているそうだ。藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』10頁参照)

 

・七五三のお祝いで、五歳で男の子がお祝いするのは、武士の儀式に基づいたものか。形式の継承とともに、精神性(武士道)も継承されているだろうか。

 

・あるフランス人が、日本の刀剣を入手し飾っていたが、日本語を学ぶことを決意した。それは、刀剣を見ていて、そこに宿る精神性を知りたくなったからだと言う。

 

Nitobe Inazoの“Bushido”にも記述があったと思うが、勝海舟は、刀剣を帯びてはいたが、抜けないようにしていたという。刀剣は、人を切るためというより、自分を律するもの?

 

・「えせ侍の刀弄り(いじり)」

 

・「快刀乱麻を断つ」

 

・「剣術10年、槍3年」

 

remember, boy, that a kind act can sometimes be as powerful as a sword. (Rick Riordan, The Battle of the Labyrinth”)

 

・‛The pen is mightier than the sword.’

2021年1月4日月曜日

新渡戸稲造の至言から(1月4日)

 

14

開拓者には当座の利益、当座の名誉、当座の安楽の三つは禁物である。その代わり棺を蓋(おお)うて始めて名が出る。」(新渡戸稲造『人生雑感』)

 

・新渡戸の記憶には、祖父や父が青森県で開拓地を興すのにとても苦労して、姉や従兄弟たち一家総出で農業や家業を手伝っていたことが残っている。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』9頁参照)

 

・真の開拓者とは、南洲の言う、「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人」なのだろう。だからこそ、「国家の大業」を成し遂げられるのだろう。

 

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」(西郷隆盛

→新型コロナウィルスや尖閣諸島、災害等、昨今の厳しい内外情勢下の日本、「始末に困るもの」が必要かもしれない。

 

・「開拓精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という三つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。」(本田宗一郎)

 

・「私の本願は、人々の心の田の荒廃を開拓していくことである。天から授けられた善の種である仁義礼智を栽培し、善の種を収穫をして、各地に蒔き返して、日本全体にその善の種を蒔き広めることである。」(二宮尊徳)

 

・‛There has to be this pioneer, the individual who has the courage, the ambition to overcome the obstacles that always develop when one tries to do something worthwhile, especially when it is new and different.    Alfred P. Sloan


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2021年1月3日日曜日

新渡戸稲造の至言から(1月3日)

 

13

「今もはっきり記憶していることは、“犬小屋”として知られていた小さな汚い店で、私がいつも何か買っていたことだ。そこには種々雑多な安っぽい焼物と得体の知れぬ陶器などが、見境いもなく積み上げられていた。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)

 

・上記は、新渡戸が5歳頃の思い出で、この頃の珍品の買い好きは、大人になってからの新渡戸にも引き継がれていたようだ。そして、新渡戸はお店で求めた物を親しい人達にお土産として贈っていたそうだ。「三つ子の魂、百までも」(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』8頁参照)

 

・珍品に宝あり。

・雑多の石に宝石見つける。

・玉石混交 mixture of wheat and chaff, thread and thrum

 

・‛Men go shopping just as men go out fishing or hunting, to see how large a fish may be caught with the smallest hook.    Henry Ward Beecher


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・‛Don’t open a shop unless you like to smile.’ (Chinese Proverb)

‛To open a shop is easy, to keep it open is an art.’ (Chinese Proverb)

 

・‛The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive. (Albert Einstein)

2021年1月2日土曜日

新渡戸稲造の至言から(1月2日)

 

12

「私の記憶は四歳の時にさかのぼるが、私の身近に数知れずあったありふれた品々の中に、異国の息吹をもって幼い私の心を捕えた物が、ほんの三つ四つあった。」(新渡戸稲造『幼き日の思い出』)

 

・幼き日の思い出は、誰にとっても、一生記憶に残るものらしい。新渡戸の場合は、父が江戸留守居役として持ち帰ったオランダの蠟マッチ小箱やスイス製のオルゴールがお気に入りだったようだ。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』7頁参照)

 

・一生忘れない思い出は、幼少期の思い出。

 

・三つ子の魂、百まで。

 

・短期記憶を失った老齢の者も、若き頃の記憶は鮮明に覚えている。

 

・‛There is a garden in every childhood, an enchanted place where colors are brighter, the air softer, and the morning more fragrant than ever again.     Elizabeth Lawrence

・‘If you carry your childhood with you, you never become older.     Tom Stoppard


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2021年1月1日金曜日

新渡戸稲造の至言から(1月1日)


11

「常に発心を忘れぬように心にかけて記憶することである。」(新渡戸稲造『修養』)

 

・新渡戸は、年始に発心し、毎日、そして年末に自らを反省して過ごしたそうだ。(藤井茂・長本裕子『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』6頁参照)

 

・発心、常に忘れず。

 

・年始は、新しいことや新たな決意をするのに良い機会。

 

・さあやろう、一日一日の積み重ねで、三日坊主はすぐ過ぎる。

 

・「今生に発心せずんば、何の時を待ちてか行道すべきか」(道元『正法眼蔵随聞起』)

 

・「迷悟我れに在れば、即ち発心あれば即ち到る。」(空海「般若心経秘鍵」)

 

・‛Don't make resolutions without an action plan.The secret to success is right in your hands.‘J. Allen Shaw, New Year Poem

岡倉天心『The Book of Tea』を読む会(第4回と補講のお知らせ)

 NipponIA(ニッポン・インターナショナル・アカデミー)では、 新渡戸稲造の『武士道』を原文英語で読む会に続き、 岡倉天心の『茶の本』を原文英語で読む会を開催しています。 ・1月の講座は延期になり、2月に第4回を以下の要領で行います。 ・また、第1回の補講を、ご希望のより開...