12月31日
「喜びにも悲しみにも 恒に手を取り合いし わが妻に 愛情をこめて捧ぐ。」(新渡戸稲造『日本人の特質と外来の影響』)
・新渡戸は、「メリーは私を本当に理解してくれる唯一人の人だ」という言葉を残している。そのメリー夫人は、新渡戸の死後、「いつお国(米国)に帰られるのですか。」との質問に、「私の国は日本です。」と答えていたそうである。今も新渡戸萬里子は稲造とともに眠っている。藤井茂・長本裕子著『すべての日本人へ 新渡戸稲造の至言』386頁参照)
・今年(2020年)の大晦日の言葉が、愛する人への一言であることに、このコロナ禍で、愛する人を亡くされた方々のことを思わずにはいられない。最期に、近寄ることも、抱き合うこともできずに、お別れをしなければならなかった方々。悲しい現実と向き合いながらも、明日に歩き出している方々。色々な思いで、この新渡戸の一言、「喜びにも悲しみにも、…手を取り合い」が、人と人を結ぶ。
・喜怒哀楽を共にできる仲間がいることは幸せだ。
・夫婦の絆は、年月の長さより、その絆の深さが愛情を物語る。
・愛情の深さは、その感謝の心と比例する。
・「夫婦とは二つの半分になることではなく、一つの全体になることだ。」(ゴッホ)
・Better
halfって、相手を尊敬して成り立つ関係。それも、1+1=2ではなく、1+1に、無限の広がりがある。
・一人できないこと、二人ならできるかも。男だけ、女だけでできないこと、男女一緒なら出来るかも。できること、増える。
・‛Love
shouldn’t just be a feeling; it should be a way of life.’
・‘Husbands and wives are equal
partners. They have different but complementary responsibilities.’
・‘The relationship between husband and wife should be one
of closest friends.’